Agents Week 2026で行った発表内容の全て

Shelley JonesAnn Ming SamborskiKathy Liao

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Agents Weekの開幕にあたり、弊社Ritaより「エージェントこそが、コンピューティングの次なる進化を象徴する存在である」とする内容をお伝えしました。エージェントは、単に新たなAIの活用方法ではなく、人々とテクノロジーとの関わり方や、ソフトウェアとインターネットとの関わり方を大きく変えつつある、新たな存在でもあります。私たちはこの1年ほど、この変化が、AIネイティブアプリを構築する開発者やお客様、そしてそれらを支えるために必要なインフラ環境にとって何を意味するのかを探ってきました。エージェントの能力と自律性が高まるにつれ、課題はモデル自体にとどまらず、アイデンティティ、通信、オーケストレーション、メモリ、オブザーバビリティ、セキュリティにまで広がっています。

この1週間、Cloudflareは、エージェントが躍進するインターネットを支えるために、これらの要素をCloudflareプラットフォーム全体でどのように統合しているかを紹介してきました。人間とエージェントが衝突するのではなく協力するインターネットの構築に向けて、日々新しいツール、製品、アイデアを発表しました。

8月3日(月)

月曜日は、よりインテリジェントかつ自律的に動作するアプリの構築環境とその実行基盤、つまりエージェントが利用する実行環境とインフラ環境に焦点を当てました。

AIエージェントに必要なのはコンテナではなくコンピューター —「@cloudflare/computer」のご紹介

@cloudflare/computerはエージェント向けに設計された新しい実行環境で、タスクに適した環境を選択できます。

Workers RPCがPythonとJavaScript間で利用可能に

Python WorkersとJavaScript Workersが直接対話できるようになり、複数の言語を組み合わせたプロジェクトをより簡単に構築できるようになりました。

より小さく、より速く、より安全に:KimiとGLMを大規模に実行

品質、信頼性、安全性を犠牲にすることなく、大規模モデルをより効率的に提供する方法を探ります。

Billable Usage APIを提供開始:Cloudflareの課金情報をプログラムから取得可能に

Cloudflareのセルフサービス製品全体の使用量とコストを、より簡単に追跡できるようになりました。 

Cloudflare WorkersとContainersがインバウンドTCP接続とgRPCをサポート

Cloudflare Workersで、音声AIのバックエンドやその他のリアルタイム音声エージェントをホストできます。

8月4日(火)

火曜日は、Agent Development Lifecycle(ADLC:エージェント開発ライフサイクル)と、エージェント型ソフトウェアを試作段階から本番環境へ移行するための基盤技術を紹介しました。

Cloudflareにエージェント開発ライフサイクルの時代が到来

SDLC(Software Development Lifecycle:ソフトウェア開発ライフサイクル)に代わるADLCを提案します。エージェントを試作段階から本番環境へ移行するためのCloudflareのアプローチと、次世代の「ソフトウェアファクトリー」を支える基盤技術を紹介します。

Cloudflare Agentsの紹介

Cloudflare上でエージェントを構築し、その実行状況をリアルタイムで確認できます。トレースや再実行、人間による承認機能を利用して、本番環境での動作を管理できます。

エージェントがローカルトレースでWorkersをデバッグ可能に

ローカル開発環境で分散トレーシングを利用できるようになり、エージェントが本番環境へのデプロイ前に問題を発見してデバッグしやすくなりました。

Cloudflare Walletsを発表:エージェント型インターネットのためのプログラム可能なウォレット

Walletsにより、エージェントは、発展しつつあるエージェント経済の参加者として、安全に取引を行えるようになります。

数百万のリポジトリでCI/CDを実行 — Cloudflareを活用して独自のプラットフォーム上で

プログラム可能なCI/CD:パイプラインを設定ファイルではなくコードで記述し、エージェントが障害を修復して、その修正内容をレビューできる状態にします。

CloudflareがAIを活用してエンジニアリング標準を徹底する方法

Cloudflareでは、開発ワークフロー全体にAIを活用した自動化を導入し、コーディング標準とプロセスの一貫性を保っています。これにより、自社のソフトウェアファクトリーで、品質が高く一貫したコードを大規模に提供できるようにしています。

AstroのGitHub Issueをゼロにするソフトウェアファクトリーを構築した方法

Issueの分析、分類、振り分けを自動化することで、ソフトウェア保守に伴う手作業を最小限に抑え、開発者の生産性を最大限に高めます。

8月5日(水)

水曜日は、これまでユーザーとデバイスを対象としていたZero Trustをエージェントにも拡張したこと、およびCloudflare社内での運用方法も紹介しました。 

エージェントアクセスモデル

エージェントが増え続けるインターネット上で、ユーザーに代わってエージェントがリソースやサービスへ安全にアクセスするためのフレームワークです。 

Cloudflare OSでCloudflareの働き方を見直す

セキュリティと監督体制を維持しながら、チームがより効率的かつ迅速に働けるよう、社内の業務運営にAIを組み込んだ方法を紹介します。

Cloudflare OS:エージェント、アプリ、作業のためのオープンプラットフォーム

Cloudflareのチームがアプリの構築、業務の自動化、社内システムへの安全なアクセスに利用しているプラットフォームを、オープンソース化しました。 

ID情報に基づく分析で、不正なAIの利用を検出

AIのアクティビティを実際のユーザーやシステムと関連付けることで、異常な動作やコストの急増を発見しやすくします。

WriteGuard:MCPサーバーをきめ細かく制御

Cloudflareが導入しているものと同じツールをお客様にも提供し、リスクの高いツール呼び出しをより厳密に制御して、エージェントが意図しない変更を行う可能性を低減します。

8月6日(木)

木曜日は「エージェント型インターネット」とは何かを明確にし、Webサイトの所有者、パブリッシャー、エージェントが、人とエージェントの双方に役立つインターネットの実現にどのように貢献できるかを紹介しました。

読み取り、発見、呼び出し、決済が可能なオープンなエージェンティックインターネットの構築

パブリッシャーが管理権を維持し、エージェントが必要な情報に適切にアクセスでき、オープンプロトコルを通じて双方が取引できる「エージェント型インターネット」のモデルを紹介します。

あらゆるWebサイトにWebMCPインターフェースを提供

WebサイトやWebアプリをエージェントが検出して利用できるようにする、新しく非常にシンプルなアプローチを採用したWebMCPのプレビュー版です。

ランク付けから推奨へ:AIエージェント時代でサイトを成功に導く準備を整える

SEOをAEO(Answer Engine Optimization:回答エンジン最適化)へと発展させ、Webコンテンツをエージェントが見つけ、理解し、提示しやすくするための取り組みを紹介します。

Kitesurfのご紹介:Cloudflare WorkersのV8 Isolate上で動作するエージェントファーストのブラウザ

ピクセル単位で正確に表示することよりも、メモリとCPUの使用量を抑えることを重視した、エージェント専用のブラウザです。

MCPの次世代バージョン

MCPを全面的に刷新しました。MCPv2は、エージェント型アプリのデプロイと拡張を簡素化する、次世代のMCPサポートです。

Cloudflare AI Search:エージェントに自社データ用の検索エンジンを提供

AI Searchを使えば、1つのコマンドでファイルやWebサイトをエージェント向けの検索エンジンに変換できます。

8月7日(金)

金曜日は、実際に起きていることに焦点を当てました。具体的には、エージェントがWeb上で実際に行っていること、アプリ内でAIが実行されている場所、エコシステムに貢献している人々、そしてインターネットデータを分析するための新しいツールを紹介しました。

エージェントが動くインターネットで、「良い振る舞い」と「悪い振る舞い」を見極める

ボットが常に悪いとは限らず、人間が常に善良とも限りません。ボット対策を、一度限りのリスク評価ではなく、継続的な信頼評価という観点から捉え直します。

Workers AIとAI Gatewayを単一のAIコントロールプレーンに統合

1つのバインディング、1つのウォレット、1つのダッシュボードから、あらゆるAIモデルを呼び出せるようになります。次に、モデルを基準としたルーティングを導入する予定です。

Cloudflare AmbassadorsとCommunity Engineersを発表、オープンソースにさらに100万ドルを提供

刷新されたCloudflareのコミュニティ施策では、コミュニティリーダー向けのCloudflare Ambassadorsと、オープンソースのメンテナー向けのCommunity Engineersという2つの新プログラムを導入します。さらに、今後2年間でオープンソースに追加で100万ドルを提供します。

Radar Researcherのご紹介:自然な言葉でインターネットデータを調査できるAIツール

RadarのAIリサーチアシスタント:自然な言葉で質問を入力すると、実際のデータに基づくインタラクティブなグラフが生成されます。

Agents Weekは終了しましたが、私たちの取り組みは続きます

5日間の発表を終え、弊社Ritaが投げかけた「エージェントはAgent Cloudに何を必要としているのか?」という問いへの答えが形になり始めています。エージェントには、動作するための実行レイヤーと基盤機能、次第に自己記述型へと進化する開発ライフサイクル、作業を行う人間とエージェントのための安全なアクセス環境、エージェント型インターネット、そしてこれらすべてを現実に即したものに保つ人々とコミュニティが必要です。今後も多くの取り組みが予定されていますが、次に目指すものがはっきりと見え始めています。それは、本来の利用者である人間と、その代理として行動するようになったエージェントの両方を、標準でサポートするインターネットです。

Cloudflareの取り組みは、ここで終わりではありません。最新情報については、変更履歴をご確認ください。また、こうした取り組みの一部をCloudflareとともに構築している方は、ぜひお話をお聞かせください。XまたはDiscordでお待ちしています。